心因性口臭(自臭症)とは
心因性口臭(自臭症)とは実際には、他人に迷惑をかけるほどの口臭が発生していないにもかかわらず「自分の口は臭い」と思い込み、対人関係に不安や恐怖を感じるようになり、過度な口臭対策を行ったりふさぎ込んだりしてしまう病気のことです。
この心因性口臭は重症化すると職場や学校などでの人との会話にも恐怖を感じ、日常生活に支障をきたすようになります。
心因性口臭(自臭症)の主な症状
軽度な心因性口臭(自臭症)の症状
- 会話の相手との距離がやたらと気になるようになる
- 会話の相手の手が鼻の位置にあるのが自分の口臭のせいだと感じる
- 会話中に顔を背けた
- マスクを着けてないと口臭が不安
軽度の心因性口臭(自臭症)では他の人が気にならないようなことが気になるようになり、その原因は自分の口臭にあると思うようになります。
重度の心因性口臭(自臭症)の症状
- 他人と狭い空間に入るのが怖い
- 人と会話できなくなる
- 外出することすら怖い
心因性口臭(自臭症)も重症化すると普通に生活できなくなります。そして、さらに悪化するとうつ病や自殺の原因にもなることもあります。
必要以上の予防や対策を行ってしまうことも
自臭症の方は自分の口臭を気にするあまり、1日に何度も歯を磨いたり、マウスウォッシュを多用したりと、過度な予防や対策を行ってしまうことがあります。
すると、口腔内が傷ついたりするなどして余計に口臭が強くなってしまうこともあります。
自分の口臭に自信が持てなかったり不安だからといって必要以上のケアをしないようにしましょう。
心因性口臭(自臭症)の原因
心因性口臭(自臭症)の原因は患者によって様々ですが、ほとんどが性格的なものであったり、過去の経験(トラウマ)などが引き金となっているケースが多い傾向にあります。
下記に心因性口臭(自臭症)にかかりやすい人の例をあげてみました。該当する人は注意が必要です。
心因性口臭(自臭症)になりやすい性格
- 潔癖性の方
- 人の目を気にしやす方
- 悩みをなかなか相談できない方
- 神経質な方
- 他人より几帳面な方
- 細かいことまで気にしやすい方
- 心配性な方
- 完璧を追求する方
人間には誰しも多少なりとも口臭があり、誰しもが少しは気にしたことがあると思いますが、心因性口臭(自臭症)の方は、それを気にし過ぎてしまう性格が自らを心因性口臭(自臭症)へと導いてしまいます。
心因性口臭(自臭症)の引き金になりやすい経験(トラウマ)
心因性口臭(自臭症)の方の多くは過去に家族や友人に口臭のことを指摘された経験があり、それ以降口臭を気にするようになっています。
口臭を指摘されると誰しも驚きますし、恥ずかしい気持ちになります。
しかし、口臭を指摘されたからといって、落ち込んだり、ふさぎ込んだりすることはありません。
人間誰しも食べ物(食品由来の口臭)や時間帯(生理的口臭)により口臭が強くなるタイミングがあります。
まずは相手の言うことを鵜呑みにせず、本当に人に迷惑のかかるレベルの口臭なのかチェックしましょう。
心因性口臭(自臭症)の克服(治し方)
心因性口臭(自臭症)は精神的な病ですので、精神科での治療となります。
軽度な場合は家族や友人に打ち明け、口臭がないことを確認することで改善することもあるようです。
ただ、これは心因性口臭(自臭症)と判断されてからの治療です。
自分が心因性口臭(自臭症)かどうかもわからない時は、口臭があるのか自臭症なのかをはっきり確認する必要があります。
強い口臭があるのか心因性口臭(自臭症)なのかを判断する方法
本当に口臭があるのか?それとも心因性口臭(自臭症)なのかを一番正確に判断する方法は専門医(口臭外来など)による検査を受けることです。
自分の現状がイマイチわからない方は一度口臭外来などで診察を受け、専門医の判断を仰ぐことをオススメします。
口臭外来の専門医が大丈夫だと客観的に判断することにより、自分の口臭に自信が持てるようになります。
自臭症の方は、実際には気にするほど強い口臭がない訳ですから、がむしゃらに口臭対策をしても無駄になってしまいます。
そうならないためにも、専門医による正確な判断が必要不可欠なのではないでしょうか?
ちなみに、当サイトで紹介した「バイオクリニック」では初回の測定が無料で行えます。
管理人が「バイオクリニック東京」の初回診察に行った際は診察の後に強い勧誘などは一切なく、検査だけでも気軽に受けに行くことができる口臭外来です。
自分の口臭に不安のある方や自臭症の疑いのある方は、無料の初回診察(測定付き)を受診してみましょう!
↓↓初回の無料診察の予約は混雑します!ご予約はお早めに!↓↓